2009年度 中央野球部トピックス
09年10月3日(土)
苦難を乗り越え、3年連続3度目の秋季関東大会出場決定!
第62回秋季高校野球栃木県大会は準決勝を目前にしながら突然のアクシデントが襲いました。エースナンバーをつけた斎藤や中軸を打つファースト石川のレギュラー2人が高熱によりベンチから外れ、さらにキャッチャー須藤も風邪で本調子ではなく、ベストコンディションには程遠い状態で臨んだ準決勝とあって、私は正直「なんとか3点差以内の善戦ができれば御の字」と思っていました。そして準決勝当日は1年生の福田龍太が先発、とくに石川と斎藤の代役で出場のファースト高根沢とレフトの細井にとってはいきなりの大一番での出番とあって、ものすごい重圧と緊張があったと思います。そしていざ試合が始まると、総合力の高い作新学院高校の怒涛の攻撃に福田龍太が何度も何度も得点圏に走者を背負うピンチの連続…。私は何度も「もうだめかも」と思いましたが、キャッチャー須藤の好判断による3塁ランナーの挟殺、高根沢の的確な送りバント処理、9回裏の細井のレフトへの「抜けたら確実に3塁打」となるような打球への素早い回り込みとスライディングキャッチでシングルヒットに止めるなど、随所に好プレーを生み出して監督の起用に答え「チームがどんなに窮地に追い込まれようと、最後までオレたちは諦めないぞ」と言わんばかりの試合運びで3回表に2死から3連打で1点をもぎとり、9回裏の1死1、3塁のピンチも福田が粘りのピッチングで後続を三振とライトフライに抑え、失策0と完璧に守りきっての勝利。最大の難敵に対しても直向きに立ち向かっていく野球部員全員の姿に私は感動をおぼえ、インフルエンザでの非常事態にも屈することなく全員野球でつかんだ3年連続の関東大会進出に私は野球部員全員の間に強く揺るがない固い絆を感じました。
選手をサポートしてくださった野球部父母会の皆様をはじめ、最後まで勝利を信じて声を切らさず応援してくださった方々に感謝を申し上げます。
ご声援本当にありがとうございました!
本校野球部は10月31日土曜日から千葉県で開催される秋季関東大会においても自分たちの持てる力を十分に出し切り、一戦一戦を大切に甲子園出場を目指してフェアプレーの精神で戦って参りますので、引き続き皆様の熱いご声援をどうぞよろしくお願いいたします!
(日程)
1回戦 対戦校:前橋工業高校(群馬)
10月31日(土) 市原市臨海球場 12:00試合開始