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サッカー部 チームカラー及び指導方針


 今年の矢板中央高校サッカー部は昨年度からの経験者数名を中心に、新たな船出を迎えました。
 全国第3位や全国ベスト8に入ったチームのように、全国で勝てるチームに成長するには、守備陣の粘りで「相手チームに極力決定的な仕事をさせない」という共通点がありました。大きな声で的確な指示を出してチームを自在に操る場面、相手のドリブル突破やスルーパスへの予測を素早くしボールを奪う場面など、様々な場面に応じた役割をこなせる連係巧みな両センターバックを中心とする組織的守備のチーム作りが急務です。「みんなが声やプレーで連係を取り合い、組織的に相手のカウンター攻撃への素早い対応が出来ていること」が全国で勝つための必要十分条件であり、意思統一を図り正確にディフェンスラインを作り攻守の切り替えの素早さが身に付いた上で、相手攻撃陣に決して走り負けしないスピードと持久力を生かした激しいプレスサッカーを1試合フルに展開できるかがカギとなります。
 また、例年特に重視したいのがフェアプレーとMF陣の的確な予測能力。ユニフォームを引っ張ったり後ろから足を引っ掛けて倒したりするようなファールを厳禁とし、とくにボランチには相手選手のドリブルに対してしつこいくらいの体の寄せで密着マークによりドリブルしづらくしておいて、頭で考えて相手選手とボールの動きを予測しパスコースを上手く封じながら、組織的に数人がかりでファールを犯さずに相手からボールを奪えるようなフェアプレーを心がけております。
 そしてもう一つ、MF陣に対しては「相手や味方の動きを素早く予測しながらパスを出せる判断力」を磨くべく、味方がボールを奪ってからの攻撃への切り替えから相手のインターセプトを許さない素早く正確なパスワークで一気にFWへつなぐサッカーのできる絶対的な司令塔の育成も必要で、味方の位置と相手選手の位置を180度ではなく360度に全体に視野を広げて自分の目で見てしっかり確認し、状況を自分の頭でイメージして判断しながら360度前後左右に自由自在にパスでつなげ展開できる組織力重視のパスサッカーがMFには要求されます。
 FW陣にはスピードと高さ、そしてシュートの精度の良さが求められ、決定力を上げるには相手守備陣をどう切り崩していくかを課題に日々努力しております。
 最終的な方針としては、DFの横の連係(最終ラインのオフサイドトラップ確認)や、DFの縦の連係(相手FWのシュートコースをふさぐためのGKのDFとの連係、DFの後ろへのパスを少なくし「前へ」の意識を生むための前線へのパスやワンツーの連係)など、まずはDFを中心とした縦と横の連係とパスワークを重要視し練習の中で強化しており、試合における反省で修正すべき点はしっかり修正して次の試合に臨み、まずは守りからリズムを作って攻守の切り替えを素早くできる「攻守バランス型」のチームカラーに仕上げていきたいと考えております。
 


~練習メニュー~
 練習において、守備は「5対2でのパス回し」、「4対4でのパス回し」を練習の中で繰り返し行うことにより、声を掛け合いながら「どのように味方にパスをつなげばボールの動く速さを落とさずにつなげられるか」、「どの位置へのパスが最も有効でどの位置へのパスが最も危険か」を感覚的に自分の頭で考えながら体で覚えることによりパスセンスを磨き、守備はグループでの練習を通して「常に360度全体に視野を広げ、味方と相手選手の動きを考えて読みながらプレーすることの大切さ」を覚えていきます。
 攻撃は、後方からの浮き球やワンツー、ターンしてのシュートなどの「中央からのシュート練習」、サイドをえぐってクロスボールからのヘディングやボレーシュートなどの「サイドからのシュート練習」など、様々な攻撃パターンからのシュート練習を通し、どんなボールでもどんな場面でも自分が頭で考えイメージしながら精度の高く強いシュートが打てるよう、本番を想定しながらのシュート練習を行っております。
 木曜は専攻実技において、ゲーム形式の練習や紅白戦や大学チームとの練習試合を行い、土曜と日曜は主に練習試合や公式試合をメインに行っております。
 


~チームの目標~
再び国立競技場のピッチに立ち、勝利することです。
 


~部員数~
3年:53名   2年:56名    1年:56名    計:165名