当ホームページ上、すべての画像・文章の無断使用及び転載は固くお断りさせて頂きます。

サッカー部 主な出身選手



①富山 貴光 FW 皆川中出身
(平成21年3月卒) 早稲田大学→大宮アルディージャ→サガン鳥栖→大宮アルディージャ
出身クラブ:FC栃木ジュニアユース
・U-16 日本代表候補
・U-17 日本代表(韓国遠征)
・JFA Jリーグ特別指定選手(ベガルタ仙台)
・平成18年度 関東U-16トレセンリーグ得点王
・平成18年度 U-16国体県選抜選手
・平成19年度 第50回関東高等学校サッカー大会 優秀選手
・平成19年度 全国高等学校総合体育大会サッカー競技 優秀選手
・第86回全国高等学校サッカー選手権大会優秀選手、日本高校生選抜
(スイス、ドイツ遠征)
・U-21 日本代表(第16回広州アジア競技大会 中国遠征) 金メダル獲得
・2011 ユニバーシアード サッカー日本代表 優勝 金メダル獲得
・2012 デンソーチャレンジカップ 関東選抜
・2013 第61回全日本大学サッカー選手権大会優勝 同大会最優秀選手
 

 ボールを持ってからの一気のドリブル加速とトップスピードの速さ、高い位置からのヘディングでの競り合いの強さ、相手最終ラインからの一瞬での抜け出す速さ、味方との連係能力が高さとポジショニングの巧さ、パスを受けてからの素早いフィニッシュと精度の高いシュート…。あげたら切りがないが、どれを取っても天性の鋭い得点感覚と豊富な代表キャリアが彼をより逞しく育て、日本の高校サッカー界を代表するエースストライカーに成長させた。FWでありながら守備にも積極的に参加し、劣勢の中でも彼がボールを奪ったら一本のパスでピンチから一気に大チャンスに変えるほどの高いパスセンスを持ち、攻守においてチームの絶対的な支柱である。とくに2007年1月の栃木県高校サッカー新人大会の国学院栃木高校戦では、当時はまだ1年生ながら、味方からのクロスボールをペナルティエリアライン付近から胸でワントラップで落として振り向きざまに右足でジャンピングボレーを右隅に決めたゴールは周囲をあっと驚かせ、高い将来性を感じさせた。
 2009年4月より早稲田大学へ進学し、サッカー部に所属。4月12日に開幕した第83回関東大学サッカーリーグ戦の1部リーグ第1節の筑波大学戦で1年生ながらいきなり背番号33を付けてスタメン出場、前半開始早々の5分には右サイドで得たフリーキックのチャンスに野田明弘が蹴ったゴール正面への低いクロスボールを頭で合わせ、開幕戦でいきなり先制ゴール。直後の7分には右足から強烈なミドルシュートを放ち、これは筑波大学GK碓井健平のファインセーブに阻まれたが決定的な場面を作り、後半開始直後の51分にも松本怜からのくさびのパスをゴール正面で富山がさばいて菅田恭介のゴールを演出するなど1ゴール1アシストの大暴れで華々しい新人デビューを果たし、これには当時の主将中川裕平に「早稲田のエースストライカーになってもらいたい」と言わしめたほどで、チームの3対0での開幕戦勝利に貢献。その後も第5節の慶応義塾大学戦では同点ゴールを、第10節の東海大学戦では追加点となるゴールを決める活躍を見せる。
 大学2年になった2010年9月22日、関塚隆U-21日本代表監督に彼の功績が認められ、U-21日本代表メンバーに選出されるとともに11月に中国の広州で開催される第16回アジア競技大会への出場が決定。2011年8月にはユニバーシアード日本代表に選出され、5試合に出場。第2戦のカナダ代表戦では自ら2ゴールを決めるなどの活躍で、日本代表の優勝に貢献。
 大学4年時には背番号10を背負い、自身最後の大会となる第61回全日本大学サッカー選手権大会では初戦の徳山大学戦、準決勝の鹿屋体育大学戦でゴールをあげ、決勝戦の福岡大学戦でも後半31分に相手のクリアミスを左足で芸術的なボレーシュートを決めるなどの活躍でチームを牽引、早稲田大学の5年ぶり12度目の優勝に大きく貢献。同大会の最優秀選手に選ばれる。  
 2013年よりJ1大宮アルディージャへ入団。第4節の鹿島アントラーズ戦では後半34分に右サイドから抜け出し、右足で左に切り返してのペナルティエリア外から左足で鹿島ゴール左隅に叩き込んだ豪快なシュートは第4節J1リーグ全試合の中でのベスト3ゴールにノミネート。また第10節のサンフレッチェ広島戦では1対1で迎えた後半39分に相手DFの頭でのバックパスに素早く反応して抜け出し、相手GK増田と交錯するが一瞬早く頭で合わせ決勝ゴールをもぎ取るなど、ルーキーながら早くもこの年の大宮アルディージャの快進撃に大きく貢献。
 2016年にJ1サガン鳥栖に完全移籍したが、2018年に再び大宮アルディージャに復帰。近い将来は日本を代表するFWに成長してほしい選手だ。



②須藤 貴郁 DF  北押原中出身  
(平成22年3月卒) 平成国際大学 →ヴァンラーレ八戸FC(JFL)
出身クラブ:今市FCアルシオーネ U-15
・平成20年度 U-17地域代表選手
・第88回全国高等学校サッカー選手権本大会ベスト4(第3位)
同大会優秀選手、日本高校生選抜(スイス、ドイツ遠征)
・U-19 日本代表候補
・2012 デンソーチャレンジカップ 関東選抜

 2009年度のサッカー部のキャプテンである。DFとして、試合の中で常にチーム全体に大きな声で的確な指示を与え、それによってチームの横のディフェンスラインと縦のセンターラインがギュッと引き締まり、チーム全体に安心感が生まれる。それでいて予測能力に優れ、常に冷静に相手攻撃陣の攻撃パターンを試合の中で瞬時に読み、相手攻撃陣のスルーパスにも的確な対応力にものをいわせて彼が最後の砦となって素早くカットし、相手の攻撃を分断していく。彼のその眼力が、序盤にチームが劣勢に立たされても粘り強さを失わず、我慢のサッカーで相手に立ち向かっていく執念を徐々にチーム全体に植え付け浸透させ、後半に相手の動きが止まったところで彼のカットを基点に一気にカウンター攻撃を仕掛けていく。また、1対1での競り合いにも絶対的な自信があり、しぶといディフェンスでどんな相手が来ても当たり負けしないフィジカルの強さを兼ね備えている。そんな鉄の意志を持った彼がセンターバックにいるからこそチーム全体に勇気を与え、第88回全国高校サッカー選手権においてチームが一つに結束し神がかった実力以上のものが出せてしまい、作陽高校や広島観音高校などのマグレでは到底勝てない強豪を次々となぎ倒して一気に国立競技場まで上り詰めた第一人者となったのである。その実績は第88回全国選手権大会における優秀選手と日本高校生選抜に選出され2月27日土曜日に行われたJリーグU-18選抜とのフレンドリーマッチに背番号2を付け先発出場したことと、サッカーダイジェストやサッカーマガジンという2大サッカー雑誌どちらも本誌選定での選手権大会ベストイレブンに選出されたことで十分証明された。
 高校卒業後は平成国際大学を経て、2014年よりJFLのヴァンラーレ八戸FCで活躍。高校時代に果たせなかった夢は、近い将来のJリーグ参入で晴らすつもりだ。彼のきれいな瞳は、もう次を見据えている。



③渡辺 裕紀 MF  今市中出身  
(平成23年3月卒) 明治大学→横川武蔵野シティフットボールクラブ
出身クラブ:今市FCアルシオーネ U-15
・平成20年度 U-16国体県選抜選手
・第88回全国高等学校サッカー選手権本大会ベスト4(第3位)
同大会優秀選手、日本高校生選抜候補
・U-17 JFA選抜

 1年の冬から正ボランチの座を勝ち取って以来、並外れた相手選手のパスへの読みの鋭さが彼の持ち味であり、相手がパスを出したときにはもうパスコースに入ってきてしまっているため彼にインターセプトされ、相手攻撃陣がなかなかチャンスすら作れないほどである。また彼が相手からボールを奪うと息つく暇も無く前線へのパスの供給から一気に逆襲が始まり、あっという間に形成逆転してしまうこともしばしば。それくらいに攻守切り替えの異常なまでの素早さで攻守にフルに活躍してくれる。
 またプレイスキックの精度が周囲をうならせるほどに驚くほど高く、相手の守備隊形や味方の位置を見ながら状況に応じて左に曲げることも右に曲げることもまっすぐ蹴ることも自由自在。チャンスとみるや直接シュートを放つことも相手選手にピンポイントで合わせることもでき、まるでボールの軌道にレインボーがかかったような優雅なフリーキックを最大の武器に相手を一瞬にして凍りつかせ、第88回全国高等学校サッカー選手権本大会のベスト4進出に大きく貢献。2年生ながら同大会の優秀選手そして日本高校生選抜候補となった。
 その後今市FCアルシオーネ時代から共にプレーした一つ上の先輩であるDF須藤貴郁の後を継ぎキャプテンマークを付け、スピードを生かしたしつこい粘りの密着マークが持ち味の鬼プレスのサッカースタイルを継承。攻守にわたる絶対的な司令塔として再び国立競技場の舞台を目指したが、県大会決勝前日に右足疲労骨折したため決勝戦に出場できず、チームも延長戦の末敗れ、惜しくも全国出場はならなかった。
 同校卒業後は明治大学に進学し、サッカー部に所属。大学卒業後、2015年4月よりJFL所属の横川武蔵野シティフットボールクラブのMFとして活躍している。



④山越 康平 DF  田原中出身
(平成24年3月卒) 明治大学 → 大宮アルディージャ
出身クラブ:栃木SCジュニアユース
・平成21年度 トキめき新潟国体本戦メンバー
・第90回全国高等学校サッカー選手権本大会 ベスト8
同大会優秀選手、日本高校生選抜候補
・2013 デンソーカップ 関東選抜
・2013 第10回デンソーカップサッカー大学日韓定期戦 全日本大学選抜メンバー
・2013 全日本大学選抜ショートキャンプ参加メンバー
・U-20日本代表(第6回東アジア競技大会 中国遠征)
・2014 全日本大学選抜宮崎・大阪合宿、スペイン遠征・韓国遠征メンバー
・2015 デンソーカップ 優勝(全日本大学選抜メンバー)
同大会ベストイレブン

 入学当初はFWでプレー。平成21年春は1年生ながらトキめき新潟国体の関東予選にレギュラー出場し、9月下旬に行われたトキめき新潟国体本大会への出場に貢献、本大会でも活躍。そんな彼の身体能力の高さとポジションへの優れた適応能力をかわれ、1年冬よりセンターバックにコンバート。大きな声での味方への的確な指示で横のディフェンスラインと縦のセンターラインを自在に操りながら、相手の攻撃パターンを瞬時に読めるクレバーな動きで相手選手のパスコースに一瞬で入りインターセプトでき、またボールを持てば優れた視野の広さで味方と相手選手の位置を瞬時に把握し連係プレーをソツなくこなす対応能力の高さでプレーによく絡み、センターバックでありながらMF、FWの役割までこなしてしまう器用さも併せ持つ。また闘争本能を前面に押し出して相手FWに立ち向かい、競り合いには絶対の自信を持ち高い壁となってヘディングで跳ね返したり、時折見せる攻撃では相手DFに競り勝って高い打点から叩き付けるようなシュートで得点をもぎ取ることもできる。「まずは守備から」のチームカラーを、鬼気迫る魂のこもった全力プレーで体現し、安定した守備を誇るチームの原動力は紛れもなくこの男の存在があってこそだ。
 平成24年4月より明治大学に進学。1年生ながらいきなりフル回転で平成25年2月に長崎県島原市開催の2013デンソーチャレンジカップ関東選抜での活躍が認められ、全日本大学選抜に選出される。3月14日より20日までのドイツキャンプ、3月24日に韓国の安養総合運動場で行われる第10回デンソーカップサッカー大学日韓定期戦、4月24日に三ツ沢陸上競技場で開催されたショートキャンプに参加するなど、早くも注目を浴びる存在に成長。2013年9月には中国の天津にて開催される第6回東アジア競技大会のU-20日本代表メンバーに選出された。最高学年となり、自身最後の全国大会となった2015年12月の全日本大学選手権では順当に勝ち進みベスト4に進出するも、準決勝でこの大会優勝し大学4冠を達成した関西学院大学を相手に一時は2点のビハインドを追い付くも後半に2点を奪われ、2対4で敗退し惜しくもタイトル獲得はならなかった。
 2016年より大宮アルディージャへの入団が内定。レギュラー獲得そして自身の大きな夢である日本代表入りを目指しての彼の今後の活躍が期待される。



⑤本田 徹 DF 上河内中出身
(平成20年3月卒) 仙台大学卒
出身クラブ:宇都宮チェルトFC U-15
・U-18 日本代表候補

 平成19年度のサッカー部のキャプテンである。試合の中で常にチーム全体を大きな声で鼓舞しながら、常に闘争心むき出しのプレーで相手攻撃陣に立ち向かう。彼のその姿勢が、どんなにチームが劣勢に立たされても最後の最後まで粘り強く戦う執念をチーム全体に植え付けていく、チームの大黒柱である。1対1での競り合いには絶対的な自信があり、しぶといディフェンスで相手からボールをカットし、確実に相手攻撃のチャンスの芽を摘み取る鉄壁のディフェンスから、徐々にチームの攻撃のリズムが生まれていく。また、彼が的確なDF陣への指示でディフェンスラインを統率し、相手がカウンターを仕掛けてきても最後は彼が大きな壁になり、彼が操るディフェンスラインを突破するのは容易ではない。
 ディフェンスのみならず正確なフリーキックには定評があり、平成19年度インターハイ栃木県予選準決勝の真岡高校戦のように自ら直接ゴールを奪うことも、センタリングで味方のゴールを演出することも自由自在だ。


⑥入江 利和 DF 星ヶ丘中出身
(平成15年3月卒) 
作新学院大→ジェフリザーブズ→栃木SC→FBグルベネ2005(ラトビア)
・元栃木SC 所属
 作新学院大では主にDFとして活躍し、2004年度に悲願の関東大学サッカーリーグ昇格を果たす。2005年度は左サイドのDFとして関東の強豪大学に対しても堂々たるサッカーを展開し、正確なFKで自らも得点できる選手として活躍した。作新学院大卒業後はJFLのジェフリザーブズを経て、2008年度より栃木SCに移籍。DFが本来のポジションであるが、MFもこなし、2009年度からのJ2リーグ昇格に大きく貢献。
 90分間フルにピッチを走り回り、1対1でのスピードを生かしたドリブル突破から制度の高いクロスをあげてチャンスを作り出すことも、時折狙いすまして自らのミドルシュートやフリーキックなどで直接ゴールを決めることも出来る選手だ。
 2012年3月、ラトビア1部リーグ所属のFBグルベネ2005に移籍。背番号10を与えられ、活躍の期待の大きさをうかがわせた。



⑦湯沢 洋介 FW 今市中出身
(平成21年3月卒) 駒沢大学→栃木SC→水戸ホーリーホック→京都サンガFC
・第34回内閣総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント本大会 優勝
・2011ユニバーシアード サッカー日本代表 優勝 金メダル獲得
・2012 デンソーチャレンジカップ 関東選抜

 矢板中央高校時代はチーム一の俊足を誇り、トップスピードに達するまでの一気の加速力と一瞬での切り返しやフェイントから一気に相手DFを抜き去っての素早いドリブルの異常なまでの速さと技術を併せ持ち、左サイドからえぐる攻撃を得意とする。彼は多彩なドリブル技術や味方とのパス交換技術を持ち、また普通のFWでは「これは追いつけなくてラインを割ってしまうであろう」と思えるようなボールも拾うことができ、意外なところからチャンスを作ることもしばしば。そしてチームのどんな攻撃パターンにも対応することができるため、ひとたび彼がボールを持つと「何をしかけてくるのかわからない」という相手DFに混乱を与え、気がついたら彼を起点にゴールを割られている…そんな意外性のあるFWが湯沢洋介である。
 2009年度から駒沢大へ進学し、サッカー部に所属。1年生ながらジュニアリーグ第2節の成蹊大学戦に背番号27を付けてスタメン出場を勝ち取る。2年次には2010年7月に行なわれた第34回内閣総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント本大会に出場、初戦の環太平洋大学戦では0対1で迎えた後半30分に酒井の同点ゴールをアシストして勢いに乗り、そして迎えた中京大学との決勝戦では2対2の同点で迎えた延長前半14分に左サイドから中央へ得意のドリブルで突破を図り、豪快なミドルシュートを決めて決勝点を奪う活躍を見せ、3対2で勝ってチームを6年ぶり6度目の優勝に導き、9月に開幕する天皇杯サッカー本戦への出場に貢献。
 2011年8月には富山貴光とともにユニバーシアード日本代表に選出され、5試合に出場。第2戦のカナダ代表戦では自らゴールも決め、日本代表の優勝に貢献。
 2013年4月より栃木SCへ入団。久しぶりとなる栃木県出身選手の加入で地元を活性化させ、スピードを生かした持ち前のドリブル突破を武器に数多くのチャンスを演出できるMFとして活躍。
 2016年度より水戸ホーリーホックに2年間在籍し、2018年度より京都サンガFCへ完全移籍。彼の今後のさらなる活躍が期待される。



⑧三浦 拓  GK  赤川中(北海道)出身
(平成23年3月卒) 日本体育大学、湘南ベルマーレフットサルクラブ(Fリーグ)所属
出身クラブ:スプレッドイーグルFC函館
・平成21年度 栃木県新人サッカー競技大会 優秀選手
・平成22年度 全国高等学校総合体育大会栃木県大会 優秀選手

 小学校時代に空手で北海道大会優勝という異色の経歴を持つGKでどんなに大きな相手FWが向かって来ても決して動じず、相手FWと完全に1対1になっても慌てることなく前へ出るタイミングと相手との距離の詰め方が異常なまでに上手く、一瞬の間にふと相手が気が付いたときにはシュートコースが完全に消されてしまっていた、なんてこともしばしば。経歴が漫画「キャプテン翼」に登場する空手から転向したGK若島津健と似ていることから、「栃木の若島津健だ」とスポーツ新聞を賑わせるほどの鉄の精神力で至近距離からのシュートに滅法強く、ゴールエリア付近からの決定的なシュートでも瞬時の神がかり的なセービングで右手一本で弾いてしまうほど反応が速いのが彼の最大の持ち味。ビッグプレーで試合の流れを変えることのできるキーパーとして、矢板中央高時代は1年冬より正GKの座を勝ち取って以来、シュートへの反応の速さを武器に幾多の決定的なピンチを凌いできた。
 また、DFとくに2人のセンターバックとの連携能力の高さと大崩れしない安定度の高さを生かし、高校2年次には冬の選手権本大会にて勝負強さを発揮し国立競技場の舞台も経験、ゴールマウスを守った。
 PK戦にも強さを発揮し、平成21年5月のプリンスリーグ1部第8節では後半に相手にPKを与えてしまうも、相手選手が左隅へ蹴ったPKを神がかり的な反応力でキャッチ!これには多くの観衆を沸かせた。
 矢板中央高卒業後は中学3年時代にフットサル全日本ユースで全国制覇した経歴を生かし、日本体育大学に進学し1年次にフットサル関東1部リーグ所属のファイルフォックス府中に入団、2014年3月より1ヶ月半の期間でスペインのフットサルクラブ「Magna Navarra」への留学を経て、現在は大学4年生ながらフットサルFリーグ所属の湘南ベルマーレフットサルクラブで背番号1を付け正GKに。
 将来はフットサルW杯の日本代表入りを目指して日々奮闘する彼に、周囲の大きな期待がかかる。



⑨星 キョーワァン (3年) DF  南河内二中出身
(平成28年3月卒) 駒沢大学
・平成26年度 全国高等学校総合体育大会栃木県大会 優秀選手
・第93回全国高等学校サッカー選手権 栃木県大会 優秀選手
・平成26年度 栃木県新人サッカー競技大会 優秀選手
・第94回全国高等学校サッカー選手権 栃木県大会 優秀選手
  同大会優秀選手、日本高校生選抜(ドイツ遠征)
  第54回デュッセルドルフ国際ユース大会U-19メンバー
・U-20 全日本大学選抜
  KBZ BANK Cup 2017 日本代表 (U-21) ミャンマー遠征メンバー

 しなやかな身体能力を生かし、自陣ゴール前での攻防では相手FWよりもはるかにその上をいくくらいに高く飛び、ジャンプ一番で幾度となく跳ね返す高い壁となる。気合の入ったセンターバックとしての動きそして統率力は絶品だが、試合の中で状況に応じて中盤に待ち構えることも多く、それは彼のポジション範囲の広さと90分間フルに所狭しとピッチを走り回れる豊富な運動量があってこそ成せるもの。しぶとく相手に張り付くようなハードワークで相手の動きを完全に封じ、まるで獲物を仕留める狩人のような厳しいチェックでボールを奪うことで幾度となく相手のチャンスの芽を摘み、簡単には試合の流れを相手に渡さない。パスカット能力も持ち合わせ、素早くボールを奪えれば攻守の切り替えの早さと優れた視野の広さを武器とする彼を起点に、一本の前へのパスから流れるような速攻が始まる。相手陣内でのセットプレーでも持ち前の高さを生かした強烈なヘディングシュートで、あっという間にゴールを奪うこともできる。
 2016年度から駒沢大へ進学、サッカー部に所属。1年時より第90回大学サッカーリーグ1部リーグに出場、第8節の早稲田大学戦に背番号35を付けてスタメン出場、公式戦初ゴールを決める。大学2年時にU-20全日本大学選抜に選出され、ミャンマーにて開催されたKBZ BANK Cup 2017に日本代表として出場。
 好不調の波が少ないのも大きな特徴で、攻守にキレの良い動きのできる彼に今後大きな期待がかかる。